遺書と恋文

頭痛腹痛毘沙門天

2020-01-01から1年間の記事一覧

立ち上がる

両親から創作活動を否定され続けている。 始まりは高校生のころからだった。父親に詩歌で受賞したときの賞状や盾を見せれば「そんなことするもんじゃない」。最近だと母にちまちまとブログを書いていると話をすれば「変なことはやめなさい」。書道やピアノに…

窓から見える景色

東京に引っ越した。 生まれも育ちも岐阜で、大学と職場だけが名古屋(前職が名古屋、転職後は岐阜)で、一人暮らしもしたことはなく、はじめての引っ越しだ。 きっかけは職場に近いところへ転居したいから同居人を探しているという友人がいたからだ。いわゆる…

アルバイトを始めた話と疼痛 - 2

業務にあたって知っておいてもらわないと困るので「事故に遭ったため足が悪い」ということはきちんと話しておいた。重いものを持ったり、背伸びや跳ぶことができないので高い場所のものを取ったり、そういったことができないことがわかってもらえていないと…

アルバイトを始めた話と疼痛 - 1

コンビニでアルバイトを始めた。 本来なら失業手当のためにハローワークに通う日々を送るべきだったが、4ヶ月も休職して無収入だった僕は一刻も早くお金が必要で、前の職場で辞表が受理されたことを確認したその足でコンビニに向かった。以前からスタッフを…

あなたとのレターセックス 書くという前戯は長く読むのは刹那

僕からの手紙の山が芽を生やしレターツリーの森となるまで / 枡野浩一 数ヶ月同じ相手と文通を続けている。LINEもメールも電話もある時代に…と思う人もいるだろう。だからこその文通だ。新鮮で、また相手の筆跡に性格があらわれ。 文通自体は初めてじゃない…